ケンタッキージョッキークラブS(G2)展望
本命は20馬身差Vの怪物候補・ファーザーアド
10月10日のキーンランドで20馬身差の圧勝を演じたスペンドスリフトファーム所有のファーザーアド(牡2、ブラッド・コックス厩舎)が、
11月29日チャーチルダウンズのケンタッキージョッキークラブステークス(G2、40万ドル)で待望のステークス初挑戦に臨む。
■ 主な出走予定馬(計7頭)
- ファーザーアド(本命)
・ガンランナー産駒
・前走1マイル1/16を1:43.52・20馬身差 V
・エクイベース指数 114(今年2歳ではテッド・ノフィーと並ぶ最高値)
・イラッド・オルティスJrが継続騎乗 - スパイスランナー(イロコイS G3勝ち)
- ベリーコネクテッド(G戦実績、ストリートセンスS 3着)
- ユニバース(同2着)
- ドクターカプール(短距離未勝利快勝)
- チェロキーネイション(バファート厩舎/前走ミスターエーピーに鼻差)
- ソルジャー・エヌ・ディプロマット(3戦2勝/夏の未勝利戦でファーザーアドに先着)
■ ファーザーアド:急成長を見せる2歳牡馬
短距離での5着→3着を経て、前走で中距離に距離延長すると走りが一変。
コックス調教師は、「土曜日のここで今年を締めくくるため、もう1度良い走りを見せてもらいたい。だが来季を見据え、馬を温存する考えもある。過密スケジュールは避けたい。まだ成長途上の若い馬だが、才能は確かにあると思う」
と語り、素質の高さを評価している。
本レースが今年ラストの一戦となる見込み。
同馬は、ブリーダーズCジュベナイル前のケンタッキーダービー前売りオッズで
4番人気(21-1)に支持されるなど早くも注目度が高い。
■ ライバル陣営
● ケニー・マクピーク厩舎
- ユニバース(ストリートセンスS 2着)
- ベリーコネクテッド(同3着)
※優勝馬インクレディボルトは今回不出走。
● スティーブ・アスムッセン厩舎
■ スターズ・オブ・トゥモローシリーズ
「スターズ・オブ・トゥモロー」シリーズは2005年創設。
ソヴリンティ(2025)、ミスティックダン(2024)、マンダルーン(2021)、スーパーセイヴァー(2010)
など多数のG1馬を送り出している、2歳戦の重要ステージ。
本レースは2026年ケンタッキーダービーへ向けた
10-5-3-2-1 のポイント付与レースとなる。